昨日、神楽坂へ仕事で出かけた際に久しぶりにかもめブックスへ寄りました。
こちらの本のセレクトが好きで、行くと必ず数冊の本を購入してしまいます。
今回はぐっとこらえて、この2冊。
「結婚の奴/能町みね子」
「レンタルなんもしない人というサービスをはじめます。/レンタルなんもしない人」
能町みね子さんがゲイの男性と恋愛感情なしの結婚をされたことについてのインタビューを受けた記事を以前に読んだ時、新しい可能性の提示にもっと自由にパートナーシップを捉えていっていいのだと視界が広がるような感覚を覚え、どのようにしてその選択にたどり着かれたのか、いつか読んで見たいと思っていたところでした。
「レンタルなんもしない人」は、
1人で入りにくいお店に一緒に行ったり、自分が何かをしている(仕事や掃除など)のを見守るなど、ただ居るだけでなんもしない。というサービスを提供している方で「なんもしない」という存在に人は何を求めて依頼するのだろうと興味を持っていました。
本屋さんでパラパラ少し立ち読みをしたら「この存在は触媒のようなもので、触媒はなくても反応は進むが、触媒があることで反応する速度は速くなったり、エネルギーが10必要なところを5ぐらいで済ませられる。」というようなことを言われていて、
セッションの中で、私の存在は触媒のようなものだと感想をいただくことがあり、またイールドワーク(スタンダードセッション)において何もせず見守っている時のプレゼンス(在り方)がクライアントさんのプロセスのに影響があるように感じることが多く、「何もしない」時のプレゼンスが自分のテーマのひとつなので、何か共通するものを感じ興味を惹かれました。
今まであった社会の共通認識のような常識が崩れてきている現在、様々な価値観に触れる機会をもつことは自分自身の世界を自由に広げていくきっかけになるので、こうして新しい可能性を提示されている方の本を読む時間がとても好きです。