相性

少し前に
somatic experiencing®︎(SE)を受けられている
複数のクライアントさんから
あるセラピストの方のセッション動画を見たご感想をお聞きする機会がありました。
 
クライアントさんが共通して言われていたことは
声のかけ方や進め方など
一見私の提供しているセッションと同じだけれど
別物のように感じたということでした。
 
 
お一人の方は
SEを初めて知る機会がその動画だったら
SEを受けようと思わなかったかもしれない。
そう話されていました。
 
 
その動画でセッションを提供されていた
セラピストの方は
SEのプラクティショナーでもあり
様々なセラピーを学ばれてきた
経験も実績もある方です。
 
 
ここでお伝えしたいのは
どちらのセッションが良いのかという
優劣ではなく
私の提供しているセッションの方が
素晴らしいということでももちろんありません。
 
 
 
SEやyieldなどの身体感覚を使うような
繊細なソマティックなワークは
プラクティショナーとクライアントが
共にその場を作っていくものであり
 
プラクティショナーが
人間をどのようなものだと理解しているのか
人生をどのようにとらえているのか
生命に対してどのような姿勢でいるのか
 
世界に対して
どのような理解をもち
どのようなあり方でいるのか
 
そのことが
セッションの場に
影響を与えるものだと感じています。
 
 
プラクティショナーの背景にあるものは
技術や知識含め
みなそれぞれなので
セッションのフォーマットは似ていても
スタイルやプレゼンスにそれぞれ違いがあります。
 
 
特にSEなどは
トラウマに触れていくような
繊細でとてもパーソナルなワークだからこそ
ここの相性はとても大切です。
 
 
 
信頼する方が勧めてくれた方だったり
とても実績のある方だとしても
自分と合わないということはあり
 
それは合わなかった自分が
おかしいとか悪いということではなく
 
大事にするところが自分とは違うという
ただ違いがあるだけで
相性の良い方も
あまり良くない方もいるものです。
 
(プラクティショナーに最低限のスキルがあるということは大前提ですが)
 
 
 
プラクティショナーを選ばれる際には
情報よりも
ご自身の感覚や身体の声を
何より大切にされてください。
 
 
セッションを必要とされる方に
よいご縁が結ばれますように。