セッションのご感想(SE)

SomaticExperiencing(SE)のセッションを受けたご感想をいただきました。
ありがとうございます。
 
パートナーシップについてテーマを持ってお越しくださいました。
 
セッションでは、
具体的にパートナーシップについて取り扱うというより、その時にお身体にあらわれてきたものをともに見ていくような流れとなっていきました。
そのプロセスが進む中でパートナーシップにおけるご自身のあり方が変化していかれたようです。
 
 


鈴木さんのSEを昨年末から3回受けさせていただきました。
 
パートナーシップについて、同じパターンで傷つき、相手も傷つけることをずっと繰り返してきていて、それをずっと相手のせいにしたり、自分の男運のなさ、という粗雑な解釈で通り過ぎてきていたのですが、ボディワーカーの友人とトラウマヒーリングについて話をしていた際に、ふと、「わたしにも、トラウマがあるからパートナーシップがうまくいかないんじゃないか」と感じて、良いセラピストさんがいるので、と鈴木さんをご紹介いただきました。
 
 
1回目のセッションでは、まずどういう課題があるのかお話させて頂いた後、「今日は、いきなりトラウマそのものにアプローチはせず、今はコップの水が少しの水滴で溢れそうになってる状態なので、コップを大きくしていくような身体へのアプローチをしますね」というようなことを言って頂いたと思います。
1回目のセッションでは、勝手がよくわからない状態ではありましたが、身体の感覚に集中し、それにもとづき鈴木さんがガイドしてくださる、という形で進行しました。終わったあとに感想を話していて、ビジュアルのイメージが出てきていたけどそれをお伝えしていなかったことがわかったので、次回からはそうしたイメージも伝えてみてくださいね、と言ってくださりました。
 
 
セッションの後、日常生活を送る中ですでに変化を感じました。今まで全く耳を傾けず無視し続けてきた心身の感覚との対話が少しずつ戻ってきたということだったかもしれません。
今までだったら気にしなかったような出来事に強いストレスを感じ、その精神的ストレスのあとに出る身体的反応についても初めて自覚しました。日に日に、心身の反応の変化と、それに伴い五感で入ってくる情報の変化も起き、自分が変容し始めたのを感じました。
 
 
2回目のセッションでは、始まってすぐイメージが出てきたので、それをお伝えしながら進めて頂きました。
とても印象深かったのは、セッションの最後の方で、自分の身体を後方から引っ張るような大きな光の塊が見え、鈴木さんにお伝えすると、その光の塊に集中してみてください、と言われました。集中してみると、塊はボールのようにコロコロ転がり、そして自分の胸の真ん中に入ってくるのを感じました。
とても温かく、うれしくなり、また大切な人たちの顔が浮かんできて、「愛が入ってきたんだ」という感覚を持ちました。自分の中にこんなに綺麗なモノがあったんだ、という感動でセッションが終わり、ボーッとした状態で鈴木さんとお話していると、自分の身体の周りにシャボン玉のような膜があるのを感じ、それもお伝えすると、「光の塊が内側にあることに気付いたことで、外の世界とのバウンダリーにもなる。バウンダリーがあることで、過度に防衛体制でいなくても大丈夫になりますよ。」というようなことを言って頂きました。
 
 
1回目も2回目のときも、わたしが自分への認識を「気性が激しい」と表現していたのに対し、鈴木さんが「それはもしかしたら違うかもしれないですよ」と言ってくださったのも心に残っていて、当時は今までの自分への確たる自己認識が違ってる?なんて信じがたいな、という気持ちでしたが、今となってはその言葉も納得できるようになっています。
気性が激しかったのは、「コップの水がいっぱいで、少しの刺激であふれる状態であったから」と、自分の中に押し込めた傷を癒せていなかったので、傷が刺激されると過剰な防衛=(他者、そして自己への)攻撃をせざるを得なかったからであり、元来のわたしの性質ではなかったと今は思うようになりました。
 
 
3回目のセッションでは、いつもどおり最初にお話をしていた際、やはり2回目のセッション後のプロセスが大きく、開口一番に「だいぶ生きるのがラクになりました」と自分で言ったのを覚えていますが、トラウマに実際にアプローチする準備ができてきていたと思います。鈴木さんからは、「積極的にトラウマにアプローチするのでもいいけれど、おそらくいつも通りにやると、自然とそこにいくと思いますよ」と言って頂き、いつもどおりにやって頂くことにしました。
 
 
前回同様に脳内に浮かんでくるイメージをお伝えしながらガイドして頂きましたが、途中、上から水がちょろちょろと流れてくるイメージが見えてきました。
その後、自分の胸、お腹の周辺一体に真っ黒の重い塊があるのを感じ、徐々にわたしの身体は硬直し、不安感も出てきていました。
それをお伝えすると、硬直していた手を解いて、一緒に少し声を出して、黒い塊にかけてみましょうか、と言って頂きました。それをやってみると、黒い塊は薄まり散らばっていって、不安感や身体の硬直感もなくなりました。最後は、綺麗な海辺の街に、キノコのような赤いパラソルがたくさん浮かんでいる光景が見えて、セッションが終わりました。
 
 
セッション中に見えたちょろちょろ流れてきた水は、母の胎内にいたときのイメージだという感覚を持ちました。
そしてその後見えた真っ黒の大きな塊と、身体の不安感、硬直感から、胎内で、母が当時持っていた絶望、不安、怒りをダイレクトに受け取っており、胎児だったわたしは、誰かに救いを求めることも、そこから逃げ出すことも、母に何か求めることも何もできず、ただただ身体を硬直させ怯えていたのかなと思いました。
 
真っ黒の大きな塊は、実はずっと、眠りそうな夢うつつの時や瞑想の時などに、黒いブツブツのイメージが時々見えることがあり、これは何なんだろう、と思っていたのですが、そのブツブツの大元の塊だったのではないかなと思いました。
 
セッション後の日常生活は、数日の間は夜中に目が覚めて闇が怖くて寝れなくなったり、幼少期の不安な気持ちを思い出し、それに絡み取られてものすごく強い不安に襲われたりもしました。鈴木さんにもメールさせてもらい、少しサポートして頂きながら、真っ黒の塊を水で洗ったり、太陽で溶かしたり、を日常生活の中でもしながら、プロセスしていきました。
 
 
SEのセッションはこれら3回で一段落しましたが、プロセスの中で新しい世界が鮮やかに広がっていきました。
自分の心身の感覚に耳を澄ませ、心身をとりかこむ周囲の自然も含めた環境と、自分自身とのつながりを強く感じるようになり、また関わる他者や、自分の前にたち現れる全ての事象は自分の意識や存在のリフレクションであることも実感するようになりました。
 
 
こうして振り返ると、鈴木さんのSEを初めて受けさせて頂いた昨年12月の時点と、約半年後の今とでは、わたしは文字通り別人のようになっていると自分でも思います。
心身はいくら耳を澄ませ、いくら大切にケアしても、しすぎるということはないので、鈴木さんのSE以外のワークも、今後も定期的に受けさせていただこうと思っています。
 

「当初お持ちだったパートナーシップの課題と関連するトラウマは一段落したので、あとはどれだけ自己探究を深めていくか、ですね」と言って頂きましたが、自己探究がおもしろく抜け出せそうにないです笑。
鈴木さんもそうですが、今の時代、いろいろな素晴らしいボディワーク、エネルギーワークを提供してくださっているプロフェッショナルの方がたくさんいらっしゃりありがたいですし本当に良い時代だと思います。
 
 
新しい自分、もしかしたらほんとうの自分?に出逢い、その自分として豊かに幸せに生きていく最初の扉を一緒に開けてくださった鈴木さんに心から感謝しています。どうもありがとうございました。