大杉

今の土地に引っ越してきて、
つぎの春で14年になりますが
最初に住んだ部屋の近くにあった小さな神社に
樹齢千年を超える大杉があり
ときどき会いにいきます。
 
 
その大杉はいつも同じようにそこにいるのですが、
ときに厳しく
ときにやさしく
ときにユーモアをもって
私の問いに答えてくれます。
 
 
大杉と対話しているのか
自分と対話しているのか
どちらでもあるのか
実際のところはわかりませんが
その存在との触れ合いは
私を随分と落ち着かせてくれます。
 
 
神社の周辺には素晴らしい樹がたくさんあって
ひとりで行くと
静かにその中に紛れさせてもらいながら
ゆっくり過ごして帰ってきます。
 
 
 
植物たちのあり方は、私の憧れです。
 
人間として
生きている間に
どこまで近づけるのか。
 
探求テーマのひとつです。
 
 
 
今年の下半期は
自分自身のことや家族のことなど
さまざまな出来事が続き
自然と大杉に会いに行く機会が多くなり
大杉との対話の中で
大杉からのメッセージのように感じたことを
メモしていました。
 
 
今年下半期の自分用のメモとして
ここに残しておこうかなと思います。
 
 


 
 
2022.7.
人間社会の定説にとらわれてはいけない
それはとても限定されたものだから
 
生命を生きなさい
 
どんなところからやってきたものだとしても、
そこにきたものに違いはない
そこに違いを作るのは人間なのだ
そんなことにとらわれないように
 
 
 
2022.8.
ひるむな
進めよ
その先に見えてくる景色がある
 
 
 
使いなさい
自分のために、世界のために
美しい循環を描く流れを生み出しなさい
 
美しさを見出すことに
あなたの才能を使っていきなさい
世界の中に溢れていて、
まだ気づかれていない美しさを見出し、
共有していくのです
 
フォーカスを当てるのは、
不幸や問題ではなく
そこにあってまだ見出されていない、
気づかれていない美しさなのです
 
それが広がっていった時、
目の前に広がる景色はどのようなものになるかを
想像しなさい
あなたのその才能を使うのです
 
 
2022.10.
今あなたはちょうど正しい場所にいる
なにも間違っていない
そこから逃げずにただそこに立ち会いなさい
 
それでいい
 
今に立ち会うことで次の今がやってきます
だから、あなたはただ今によく立ち会うのです
 
 
2022.12.
その不安をもっていきなさい
忘れたころにその不安がなくなっている日がやってくる
 
その不安はあなたが思っているほど
悪いものではない
 
 
なにをもって、なにをもたないか
選ぶことから離れて
不安やかなしみ、喜び、全部をもって歩みなさい
 
選ばなくなったとき
抱えられるものがおおきくなったとき
それが生きる豊かさだといずれわかるから