さなぎ

 
2021年は時間の流れが独特だったように感じています。
 
 

夏から秋にかけて、
自分の身体のプロセスは
外へ向かって動いていくというより
内へ深く入り、調整していくようなものでした。
 
 
そんな身体の流れに任せていたら
すっかりブログからも遠ざかっていました。
 
 
 
変化の前に物事がスローダウンする時期があります。
 
 
今回のスローダウン中は、
さなぎのように外から見たら
全く動いていないけれども
内部では大きな変化が起きている。
そんな感覚がありました。
 
 
変態中のさなぎは自分の出す酵素で
カラダの一部をとかして
形を変えていくと聞いたことがあったので
その時に感じていた混沌とした
身体感覚にも抵抗せず
それにまかせていました。
 
 
身体の「待ち」の時間をゆっくりと過ごしてきましたが、ここにきて少しずつ動きが出てきたところです。
 
 
 
 
 
スローダウン中、
外(社会)とのコミュニケーションへ気持ちが向かず
友人たちともほとんど会わずに
静かな日々を過ごしていましたが、
仕事でセッションをすることには
全く無理を感じていませんでした。
 
 
私にとってクライアントさんとのセッションは
外に向かったコミュニケーションというより
自己とのコミュニケーションの要素が多く、
クライアントさんのお身体を通して語られる物語に耳を傾けていくことは
物語を読むことにとても近いものなのだと知る機会になりました。
 
 
セッションを通してさまざまな物語に触れさせていただいた1年でした。
その経験がまた自分の一部になっているように感じています。
 
 
今年もオンラインも含めたくさんの方にセッションにお越しいただきました。
みなさまありがとうございました。